母猫は離乳後1～2週間ほどで徐々に乳の分泌が止まります。離乳の準備をする際には、母猫を子猫から一定期間隔離しておくことが推奨されます。隔離条件を満たすことができない場合は、子猫がミルクを盗むのを防ぐために、母猫に服を着せたり、乳房を包んだりすることもできます。
授乳期間中に栄養失調、感染症、その他の要因により母猫の乳が不足すると、乳が出なくなることがあります。離乳の初期段階では、飼い主が母猫の乳房に毎日温湿布を当てて離乳を促すことが推奨されます。また、この時期には乳房に腫れや痛み、局所の発熱などの症状が出ていないか注意してください。上記のような症状が出た場合は、できるだけ早く近くのペット病院に連れて行き、治療を受けることをお勧めします。
子猫の離乳が始まったら、段階的な移行離乳法を実施することができます。毎日母乳を与える回数を徐々に減らし、柔らかくしたキャットフードの量を徐々に増やしていき、5～7日後に完全に柔らかくしたキャットフードに切り替えます。離乳食から生後2ヶ月までは、消化吸収しやすいやわらかめのミルクケーキフードを与えることをお勧めします。
