猫の口腔内の炎症（歯茎からの出血など）の可能性があります。胃粘膜が損傷して出血を起こし、ピンク色の液体を吐くこともあります。猫がたまたまトマトやドラゴンフルーツなどの赤い食べ物を食べて、口の中に赤い色素が残っているだけかもしれません。また、猫の喉に異物が詰まっている可能性もあります。猫の体にさらに深刻なダメージを与えないように、できるだけ早く猫をペット病院に連れて行き、診察を受ける必要があります。
猫汎白血球減少症の可能性も否定できません。猫汎白血球減少症は、嘔吐と下痢の症状を伴うウイルス性胃腸炎です。頻繁で激しい嘔吐は胃粘膜や食道の損傷や出血を引き起こす可能性があり、嘔吐物には血栓やピンク色の嘔吐物が伴う場合があります。
しかし、嘔吐を引き起こす状況は多く、ひどい嘔吐ではピンク色の嘔吐物や赤い嘔吐物、つまり血の混じった嘔吐物になることもあります。急性膵炎、慢性肝疾患、腎臓病、腸閉塞、異物などが猫に重度の嘔吐を引き起こすことがあります。激しい嘔吐には血の混じったものも伴う場合があります。嘔吐が頻繁に起こると、血栓が現れることもあります。そのため、猫汎白血球減少症かどうか確信が持てない場合は、猫をペット病院に連れて行って検査を受けることをお勧めします。
