猫の難産への対処法
猫が難産になった場合、まず猫の腹部をマッサージし、母猫の腹部の収縮の頻度で手のひらで押すと、胎児の出産を促せます。 30分以上猫の腹壁をマッサージしても胎児が生まれない場合は、できるだけ早く猫を動物病院に連れて行き、助産や帝王切開を受ける必要があります。
太りすぎ、運動不足、胎児の多さなどにより子宮が弛緩し、子宮収縮が弱くなり、メス猫の出産が困難になることがあります。メス猫の腹部の収縮の頻度に合わせて、軽いものから激しいものまで、手のひらを使って腹壁を押し、収縮を強めて胎児を娩出するように促します。子宮収縮が弱く難産の猫が、30分以上腹壁をマッサージしても胎児を出産できない場合は、専門のペット病院に連れて行き、下垂体後葉ホルモンとビニルエストラジオールを皮下注射して子宮平滑筋の収縮を促し、子宮頸管を開き、胎児のスムーズな出産を確保することができます。