手術後の痛みや麻酔の効果が薄れることにより、猫によっては敏感になったり、いらいらしたり、攻撃的な行動をとったり、初期段階で凶暴になったりする場合もあります。ただし、これは一時的なもので、猫が回復するにつれて消えていきます。
長い目で見れば、去勢された猫はより従順で安定した性格になることが多いです。不妊手術をすると、メス猫の遠吠えやオス猫の放尿や排便など、発情期による猫の落ち着きのなさや悪い行動がなくなるからです。
しかし、去勢手術を受けた猫は食欲が増す場合があり、制御しないと過度の肥満につながる可能性があります。そのため、猫の不妊手術後は、飼い主さんは猫の健康を保つために食事の管理や運動量を適切に増やすことに気を配る必要があります。