白癬は伝染します。複数の猫を飼っている家庭では、まず感染した猫を隔離してください。触れた場所や日用品を全て消毒し、日光に当ててください。猫の白癬は、主に抗真菌スプレーや軟膏などの局所用薬で治療できます。子猫の白癬の治療に主に使用される軟膏には、ブピコンクリーム、クロトリマゾール、硫黄軟膏、白癬クリーナーなどがあり、スプレーには塩酸テルビナフィンを含む抗真菌スプレーがあります。子猫の白癬の重症度に応じて薬を使用する必要があります。
通常、外用薬を使用する前に、子猫の患部とその周囲の毛を取り除き、患部のフケやかさぶたを温湿布できれいにし、最後に子猫に軟膏またはスプレーを塗る必要があります。治療中は、舐めて菌が広がるのを防ぐために子猫にエリザベスカラーを付ける必要があります。
子猫の顔や口の周りに白癬がある場合は、経口薬で治療できます。猫が舐めて中毒を起こすのを防ぐため、外部スプレーの使用は避けてください。経口薬にはグリセオフルビンやケトコナゾールが含まれている場合があります。